ページのレイアウトや画像が重要ならPDF、編集する下書きが必要ならWord、検索・編集してAIエージェントで使うテキストが欲しいならMarkdownを選びましょう。作業内容と、AIツールが読める形式によって選び方が変わります。
| 形式 | 向いている用途 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| グラフ、図、ページの参照、文書の見た目 | AIツールはページの画像を読めますか?抽出したテキストだけですか? | |
| Word(DOCX) | Wordで編集・レビューする下書き | AIツールはどのテキストや画像を読めますか? |
| Markdown(.md) | テキストのノート、資料フォルダー、ローカルファイルを読むエージェント | 変換後も必要なセクションや詳細が残っていますか? |
見た目について聞くならPDF
グラフが何を示すか、図の各部分がどうつながるかを聞きたい場合は、AIツールがその画像を読めるようにしましょう。 ClaudeのPDFドキュメントでは、例えばテキストとページの画像の両方を分析する機能を説明しています。形式を選ぶ前に、ツールがどのファイルに対応しているか確認しましょう。
ページの参照や元の文書との比較のために、PDFを残しておきましょう。グラフをテキストにすると、形、色、配置で表現された情報が抜けることがあります。テキストの変換だけでは、その見た目を置き換えられません。
編集やレビューにはWordを残す
次に提案書を直す、下書きを同僚に返す、Wordで文章を確認する予定ならDOCXを選びましょう。Wordの 変更履歴 では、レビューする人が変更を承認・却下できます。分析用のMarkdownを作る場合も、この作業にはWordファイルを残しておきます。
AIツールによっては、 DOCXファイルのテキストだけを読み取り、画像を読み取らない場合があります。画像について質問する場合は、PDFや画像を渡してください。
よく使うテキストにはMarkdown
Markdownは文書の構造を表せるプレーンテキストです。見出し、リスト、リンクなどを付けられます。テキストエディターで開き、語句を検索し、文を修正したり、他のプロジェクトファイルと一緒に保存したりできます。
そのため、エージェントが繰り返し読むポリシー、ノート、マニュアルのフォルダーに向いています。渡すテキストを自分で確認し、作業と関係のないセクションを削除できます。こちらの AIエージェント向けに文書を準備するガイド で、そのフォルダーの整理方法を紹介しています。
Markdownでは元のページレイアウトは再現されません。リンク先の画像ファイルも一緒に保存し、画像が必要な場合はAIツールがそれを読めるか確認しましょう。
質問から考える
グラフと数ページの提言があるレポートを考えてみましょう。グラフの変化を時系列で聞くには、画像を読めるツールにPDFを渡します。提言を別のレポートと比較するには、確認済みのMarkdownが必要なテキストを提供できます。
その後、同僚向けにレポートを修正する必要があれば、元のWord文書で作業を続けます。3つの形式をすべて残し、作業ごとに使い分けてもかまいません。
どの形式でも、正しい回答が保証されるわけではありません。AIに出典のセクションを示すよう依頼し、重要な主張、数字、引用を元の文書と照合してください。
必要な文書を変換する
MD FactoryはWindows PCでPDFとWord文書(DOCX)をMarkdownに変換します。スキャンPDFにはPC内のOCRを使います。ファイルやフォルダーを追加し、保存先を選んで変換をクリックします。元の文書は変更されません。
変換結果を元の文書と並べて開き、作業に必要なセクションを確認しましょう。スキャンや複雑な表については、こちらの PDF変換ガイド で、確認すべき点を紹介しています。
PC内で変換すると、文書はPCに残ります。変換結果をオンラインのAIサービスで使うのは別の作業です。個人情報を含む文書を共有する前に、そのサービスのプライバシー設定を確認しましょう。