WindowsでExcelをMarkdownに変換するには、XLSXファイルをMD Factoryに追加します。各シートがシート名の見出し付きのMarkdownの表になり、MDファイルはブックの隣に保存されます。
表に入るのは、Excelがファイルに保存した値です。数式やセルの書式は含まれません。日付、非表示のシート、結合セル、グラフは注意して確認が必要です。用途によっては、CSVで書き出すか、ブックをそのまま使う方が適しています。
ブックを変換する
- MD Factoryを開いてファイルを追加をクリックするか、ブックをウィンドウにドラッグします。
- 変換はすぐに始まります。終わると、その項目に完了、要確認、失敗のいずれかが表示されます。
- ファイル名の下にある結果のパスをダブルクリックすると、Markdownファイルが開きます。
変換結果にはブックと同じ名前が付きます。Budget.xlsxなら、同じフォルダーにBudget.mdができます。シート上の画像は、その隣のBudget_imagesフォルダーに保存されます。MD Factoryはブック自体を変更しません。MD Factoryがそのフォルダーに書き込めない場合は、保存先を尋ねられます。
フォルダー内のすべてのブックをサブフォルダーも含めて変換するには、代わりにフォルダーを追加をクリックします。
MD FactoryはXLSXファイルを読み込みます。古いXLS形式のブックやマクロ有効のXLSMファイルは、スキップとして表示されます。このようなファイルはExcelで開き、コピーを[Excel ブック (.xlsx)]形式で保存して、そのコピーを変換してください。ファイルの種類と変換コマンドは、Microsoftの次の記事に記載されています: ブックを別のファイル形式で保存する.
開くときにパスワードを求めるブックは、失敗と表示されます。パスワードを外して保存したコピーを変換してください。そのコピーとMarkdownも、元のファイルと同じように非公開で管理しましょう。
Markdownファイルの中身
各シートはシート名を付けたレベル2の見出しになり、その下に表が1つ続きます。シートはシート見出しの並び順に出力されます。データのないシートには見出しだけが付きます。
表の範囲は、セルA1から最後に使われている行と列までです。MD Factoryは、どの行が列名なのかを推測しません。見出し行は Column 1, Column 2 などとなり、元の1行目は通常の行としてその下に続きます。
## Sales Q1
| Column 1 | Column 2 | Column 3 |
| --- | --- | --- |
| Date | Region | Units |
| 2026-03-15 00:00:00 | North | 12 |
見出しに自分の列名を使うには、最初の行を手作業で編集します。方法とMarkdownの表の基本は、CSVのガイドで紹介しています: WindowsでCSVをMarkdownに変換する方法.
セル内の改行は、次のHTMLタグで書き出されます: <br>.
セル内のアンダースコア、アスタリスク、縦線、バックスラッシュ、バッククォートは、表が崩れないようHTMLの文字コードで書き出されます。Markdownのプレビューでは元の文字が表示されます。アンダースコアを含む名前を生のテキストで検索するときは、アンダースコアをコードに置き換えます: order_id.
数式、日付、数値の表示形式
数式は再計算されません。数式のセルには、Excelがファイルに保存した結果が入り、数式自体は含まれません。
保存された結果がない数式では、代わりに数式のテキストがセルに入ります。例: =SUM(B2:B9).
このようなファイルは要確認と表示されます。Excelでブックを開き、数式に結果が表示されていることを確認してから保存し、もう一度変換してください。
他のブックへのリンクから得た値は更新されません。表には前回保存された値が入り、ファイルは要確認と表示されます。
| ブック内 | Markdownファイル内 |
|---|---|
| 15.03.2026と表示される日付 | 2026-03-15 00:00:00 |
| =TODAY()など、数式で計算した日付 | 46312のようなシリアル値 |
| 時刻のみの値(09:30) | 1899-12-30 09:30:00または0.3958333333333333(セルの表示形式によって異なる) |
| 25% | 0.25 |
| €9.50 | 9.5 |
| 00000の表示形式で01234と表示されるコード | 01234 |
Excelは日付と時刻を数値として保存し、日付として表示しているだけです。セルに日付の表示形式が設定されていれば、MD Factoryは数値を日付に戻します。数式で計算した日付は数値のまま残るので、その列は確認してください。この数値の仕組みは、Microsoftが次の記事で説明しています: 日付システム、表示形式、2桁の年の解釈を変更する.
パーセント、通貨、桁区切り記号などの表示形式は再現されません。表には保存されている数値が入り、ファイルは「一部の数値フォーマットが再現されません」という注記付きで要確認と表示されます。文字列のセルは、文字列として入力したコードも含め、すべての文字がそのまま残ります。
非表示のシート、結合セル、空の行
MD Factoryは非表示のシートも他のシートと同じように変換し、ファイルを要確認と表示して、注記で非表示のシートの名前を示します。非表示の行も表に入り、こちらにも注記が付きます。非表示の列は注記なしで入ります。
非表示のシートには、古い数値、参照用のリスト、個人情報が入っていることがあります。Markdownを共有する前に、Excelでシートを再表示して中身を確認するか、Markdownファイルから該当するセクションを削除してください。Microsoftの手順はこちら: ワークシートを表示または非表示にする.
結合セルの値は結合範囲の先頭のセルに残り、範囲内の他のセルは空になります。ファイルは「結合されたセルまたは複雑なセルが簡素化されました」という注記付きで要確認と表示されます。
範囲内の空の行と列は、空のセルとして表に残ります。表は必ずA1から始まるため、データがC3から始まるシートでは、先頭に空の列が2つと空の行が2つ入ります。データのはるか下に、書式だけが設定された空のセルがあると、表はそこまで伸びます。Markdownでそうした行を削除するか、Excelで不要なセルをクリアしてから変換し直してください。
A1から最後に使われているセルまで数えて50万セルを超えるシートは変換されず、ブック全体が失敗と表示されます。先にデータを分割するか、使っていない行と列を削除してください。
グラフ、画像、コメント、リンク
グラフは変換されません。ファイルは要確認と表示され、「一部のドキュメントコンテンツはMarkdownで表現できませんでした」という注記の後にシート名が付きます。グラフのデータがブック内のシートにあれば、その数値はすでにそのシートの表に入っています。
シート上に配置された画像は画像フォルダーに保存され、そのシートの表の下にリンクされます。テキストボックスや図形のテキストもそこに入ります。
セルのコメントとメモは含まれません。ハイパーリンクのアドレスも同様で、リンクのあるセルには表示されているテキストだけが残ります。どちらの場合も注記は付きません。コメントやリンク先が必要なら、変換前にセルにコピーしておきましょう。
色、フォント、罫線、条件付き書式は引き継がれません。赤は期限切れ、のように色に意味がある場合は、その意味を言葉で書いた列を追加しましょう。
結果を確認する
ファイルの項目にある要確認をクリックすると、注記を確認できます。特定のシートに関する注記の末尾には、そのシート名が付きます。例:「エクスポートには非表示のシートが含まれます。(アーカイブ)」。
次に、Markdownとブックを見比べて、以下を確認します。
- シートごとに1つずつある見出し(非表示のシートも含む)。
- 各表の最初と最後の行、そして検算できる合計1つ。
- 日付の列、特に数式で計算した日付。
- 郵便番号や品番など、先頭にゼロが付くコード。
- 等号で始まるセル。保存された結果がない数式です。
- 共有するつもりのなかった非表示の行と列。
Markdownファイルを編集した後でブックをもう一度変換すると、MD Factoryは編集したファイルを残し、新しい結果をBudget (2).mdとして保存します。
CSVでの書き出しやブックの方が向いている場合
0.25ではなく25%のように、セルの表示どおりの値が必要な場合は、ExcelからCSVファイルを書き出します。ExcelのCSV形式は文字列と値を表示どおりに保存しますが、保存されるのはアクティブなシートだけです。ほかに失われる要素は、Microsoftが一覧にしています: 他のファイル形式に引き継がれないExcelの書式と機能.
必要なシートをそれぞれ個別のCSVファイルとして保存し、そのCSVファイルをMD Factoryに追加します。
数式が重要なら、ブックそのものを残しておきましょう。Markdownの表に入るのは結果だけで、再計算、並べ替え、絞り込みはできません。
AIエージェント向けには、価格表、スケジュール、サマリーなど、エージェントが読むためのシートにMarkdownの表が向いています。合計や絞り込みが必要な大きなシートは、コードを実行できるエージェントにCSVまたはXLSXファイルを渡し、コードで計算するよう依頼しましょう。エージェント向けに資料を整理する方法は、こちらをご覧ください: MarkdownでAIエージェント向けの文書を準備する.