機内モードをオンにし、Wi-Fi を切ると、毎日頼っているソフトの多くが少しずつ壊れ始めます。同期が止まり、スペルチェックが簡易版になり、「AI」機能がグレーアウトします。Typeahead はそうなりません。本来の仕事 ―― いま打っている文章の続きを提案すること ―― のために、接続に依存する作りにしていないからです。

そもそもなぜ検証が必要なのか

今日市場にあるライティング支援ツールの多くは、提案を生成するために入力内容をクラウドの API へ送ります。ノート PC に収まらない大きなモデルを使うなら妥当な構造です。しかしそれは、接続が切れた瞬間に機能が止まることを意味し、打っている内容が途中でどこかのサーバーへ送信されることも意味します。Typeahead は逆の道を採りました。提案を生成するモデルが、ご自身の PC の中にあるのです。

実際にローカルで動いているもの

llama.cpp によるローカル LLM

Typeahead は llama.cpp を通じて Qwen 3 を PC 上で直接動かします。モデルをダウンロードしたあとは、提案の生成はローカルの推論呼び出しにすぎず、PC の外へリクエストは出ません。

スニペットと辞書ベースの入力補完

独自のオートコレクト規則と辞書ベースの入力補完は、モデルをまだダウンロードしていなくても動きます。LLM にも接続にも、どんな形でも依存しません。

中断される裏の同期がない

アカウントもクラウド設定の同期もなく、入力内容のテレメトリーもありません。機内モードが一時停止させるべきものが、そもそも裏で動いていないのです。

Typeahead がネットワーク接続を必要とする場面は 2 つだけ、初回のモデルのダウンロードと、アプリの更新確認です。どちらも文章の途中で起きることではありません。モデルがディスク上にあれば、そこから先の提案の生成は完全にオフラインです。

実用的なヒント: 飛行機に乗る前や電波の不安定な場所へ向かう前に、モデルをダウンロードして大きさ(速度重視・バランス・最大)を選んでおきましょう。あとは電波ゼロでも高速回線のときとまったく同じように提案が働きます ―― そもそも接続は提案の経路に含まれていないからです。

実際に効いてくる場面

場面は単純です。ノート PC は機内モード、Wi-Fi なし、いつも使っているアプリで文章を書く。メモ帳や Notepad++ での入力でも、Word での文書作成でも、Outlook や Thunderbird でのオフラインのメール処理でも、VS Code のチャット欄でも、Typeahead は文章の続きを提案し続けます。提案は電波が万全なときとまったく同じようにカーソルの前にグレーの「ゴーストテキスト」として現れ、Tab キーで確定できます。

Slack、WhatsApp、Telegram、Chrome、Edge、Firefox のように、それ自体がネットワークを前提とするアプリでも同じです。これらのアプリは自身の同期のために「接続がありません」という表示を出すかもしれません。それでも、入力しているテキスト欄には Typeahead の提案が届きます。提案エンジンはそれらのアプリのネットワーク層をまったく経由せず、OS のレベルで直接カーソルを見ているからです。

オフライン優先が後付けではなく設計そのものである理由

これは例外的な場面のために後から取り付けた代替モードではなく、既定の構造そのものです。入力したテキストはデバイスの外に出ず、テキストのテレメトリーもなく、電波を失ったときにサインアウトされるアカウントもありません。書きかけの、まだ形にならない私的な一文を提案するツールこそ、接続の有無にかかわらずその一文を手元に留めておく理由が、ほかのどんなツールよりも強いはずです。

よくある質問

Typeahead はインターネット接続がまったくなくても本当に動きますか?
はい。モデルをすでにダウンロードしていれば動きます。モデルがディスク上にあれば、提案の生成は llama.cpp を通じて完全にデバイス上で実行されます。インターネットが必要なのは、初回のモデルのダウンロードとアプリの更新確認だけです。
モデルをダウンロードする前でも使える機能は何ですか?
独自のスニペットによるオートコレクトと辞書ベースの入力補完は、モデルがなくても接続がなくても、すぐに使えます。
オフラインの提案はどのアプリで使えますか?
WhatsApp、Telegram、Slack、Chrome、Edge、Firefox、Outlook、Thunderbird、Word、メモ帳、Notepad++、そして VS Code のチャット欄とテキスト欄です。いずれもオンラインのときとまったく同じようにオフラインで動作します。
ほかのテキストエディターでも動きますか?
Typeahead は、上に挙げたメッセンジャー、ブラウザー、メール、オフィス系のアプリに加えて、メモ帳や Notepad++ をはじめ多くのテキストエディターで動作します。
Wi-Fi につなぎ直したときに、打った内容が保存されたり送信されたりしますか?
いいえ。テキストのテレメトリーもアカウントもないため、再接続してもオフライン中に打った内容がアップロードされることはありません。提案は接続の有無にかかわらず、ローカルで生成され、そのまま破棄されます。

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